「活用できる文化財」を目指し 大正期の迎賓館 衣水館

うえだNavi編集部

2012年06月15日 10:00

2012年6月15日(金) 信濃毎日新聞

おらほの自慢というコーナーに衣水館のことが出ていました!

▼以下引用

上田市丸子地域に戦前まであった製糸組合「依田社」が大正時代に迎賓館として建てた「衣水館」が同市上丸子の丸子公園内に残っている。2002年に当時の丸子町(現上田市)が土地を含め約1600万円で取得して改修。現在は市が所有し、勉強会やコンサートの会場として利用されることがある。

ー中略ー

依田社は1888(明治21)年丸子地域の製糸場が集まって結成した。共同で繭の購入や製品の検査、出荷などを行い、糸質の向上と均一化を図る狙いがあったという。作った生糸は1913年、全国4位の出荷量を記録。品質が良く、全国の生産地だけでなく政府、輸出先の米国からも視察が頻繁に訪れるようになった。

このため、2代目社長で衆議院議員を務めた工藤善助(1854~1938年)の時代に、客人をもてなす衣水館を建てた。1920、23、28年に米国からの視察があり、衣水館の前で撮った記念写真の一部が残っている。

▲引用ここまで

丸子地域で最大の製糸組合「依田社」

依田社が輸出する生糸はアメリカにもわたっていましたが、品質がよく、ほかの生糸のように何回も検査をせずに輸出することができたとか。

私も何回かイベントなどで衣水館つかったことがありますがとってもいい雰囲気です。

現在は依田川沿いの丸子公園内にあります。

現地に行くと依田川を眺めながら外国の要人をお招きしておもてなしがされた風景を思い浮かべることができそうでした。

依田社について詳しく知りたい方は丸子郷土博物館の2回に常設展示されています。

またHPでは当時の映像も見られるようになっています。ぜひチェックしてみてくださいね!

上田市有形文化財 衣水館
http://museum.umic.jp/map/document/dot87.html

上田市立丸子郷土博物館
http://museum.umic.jp/maruko/

(文:mitu)

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