上田市が計画「真田十勇士」像「架空明記し1ヵ所設置を」
2012年6月23日(土) 信濃毎日新聞
▼以下引用
上田市が本年度、地元ゆかりの戦国武将真田幸村の家臣として漫画や小説に登場する「真田十勇士」の像10体を中心市街地の各所に設置する計画に対し、上田小県地域の歴史研究者18人が「十勇士は架空と明記し、1カ所にまとめて置くべきだ」とする要望書を市に提出している。市商工課は、架空と紹介する必要性を認めた上で「地元商店街などの要望があり、市街地を歩く観光客を増やすのが事業目的」とし、像を点在させる方針は変えないという。
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記事によると、要望書には、十勇士は講談を基に大正初期に出版された立川文庫の「真田三勇士 猿飛佐助」が人気となり、その後出版を重ねるうちに忍者の数が増え、10人になったということが書かれており、上田市に対して、国宝・安楽寺八角三重塔といった歴史的な遺産に恵まれた地域とし、史実にない十勇士像を中心市街地に点在させるの計画はバランスを欠くとしているそうです。
名前は有名で実際に忍者はいたかもしれませんが、「真田十勇士」は架空の人物。
でも、全国的に真田幸村と同じく様々な形で取り上げられて人気がある。
そういった中で、像をどのように立てるのか難しいですね。
設置場所やデザインを決めるときには設置の実行委員会と今回要望書を出されたみなさんとの話し合いの場も持たれるようです。
上田市民としても今後の動きに注目が必要ですね。
(文:mitu)
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