上田・海禅寺の和時計分解調査結果 設定時間に鐘鳴る機能
2012年7月3日(火) 信濃毎日新聞
▼以下引用
東洋大(東京)元教授の鎌谷親善さん(80)=東京都町田市=が取り組んでいる和時計のデータベース化に協力している和時計学会会員の関喬さん(76)=松本市横田=が2日、上田市中央北の海禅寺にある和時計を分解して調べた結果を発表した。設定した時間に鐘が鳴る機能があるなどを説明。「保存状態が良く、文化財に認定されてもいいくらいだ」と評価した。
和時計は、重りの重さで時計の歯車が動き、振り子を動かす仕組み。海禅寺の和時計は京都の時計職人平山武蔵が1700年ごろ作ったとされ、県内では最古、全国でもかなり古いとみられている。和時計の部品数や種類を年代順にまとめたデータベースの作成に取り組み始めた鎌谷さんから依頼を受け、関さんが6月中旬に同寺で分解。各部品を自宅で詳しく調べた。
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記事によると、この日、同寺で説明した関さんによると、17世紀に作られた最初期の和時計は振り子が一つしかない「一丁天府」が多く、その後、振り子が二つの「二丁天府」が広まったそうで、海禅寺の和時計は一丁天府だが、分解して調べてみたところ、重りをつるすひもを短くするために歯車の数が増やされており、設定時間に鐘が鳴る機能が加えられるなど、最初期のものより改良されていることが分かったようです。
いやーすごいですね!
17世紀の和時計に設定時間に鐘が鳴る機能があったなんて本当にすごい!
文化財にしてしても本当におかしくないですね!
(文:mitu)
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