別所線「丸窓電車」自分たちの手で大事に さくら国際高生

うえだNavi編集部

2012年09月01日 16:23

2012年9月1日(土) 信濃毎日新聞

▼以下転載

上田市手塚の通信制高校「さくら国際高校」で31日、校庭に展示されている上田電鉄別所線の通称「丸窓電車」の補修が行われた。1986(昭和61)年に引退し、上田電鉄(上田市)が昨年4月に同校に無償譲渡。「自分たちの手で大事に守り、残していこう」と同校生徒や教職員、地元住民ら約50人が、鉄板を張り替えたばかりの車体にペンキを塗った。

車両は1927(昭和2)年製造。内部の壁や窓枠、床は木製で、別所線で通学する生徒が多い同校が「お世話になっている路線の車両保存に貢献したい」と譲り受けた。

車体がさびて腐食が進んだため、8月中旬に名古屋市の業者が車体側面の鉄板を交換。生徒たちはペンキを使い白い鉄板の上半分をかつての丸窓電車と同じクリーム色に着色。内部の壁枠にニスを塗った。同校3年の白鳥正輝君(17)は「学校のシンボルとしていつまでも残せるよう、きれいに仕上げたい」と真剣な表情で作業に取り組んだ。

車体の上半分はペンキが乾いた後、下半分を紺色に塗る予定。10月14日に同校で開く「丸窓電車譲渡式」で披露される。

▲転載ここまで

さくら国際高校の生徒さんたちや教職員のみなさん、地元の住民のみなさんの手でこうやって丸窓電車が大事にされていくのってとってもいいですね!

丸窓電車譲渡式でのお披露目が楽しみですね!

(文:mitu)

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