上田市上下水道局 染屋浄水場の導水管利用で小水力発電 来年度

うえだNavi編集部

2012年09月05日 05:27

2012年9月5日(水) 東信ジャーナル

▼以下転載

上田市上下水道局は3日、同市古里の染屋浄水場の導水管を利用して小水力発電を導入する計画を市議会全員協議会で報告した。来年度中の導入を目指して、次回の市議会12月定例会に関係予算を提出する予定。

計画は神川の新屋取水口から同施設まで全長3.8㎞、落差70mという導水管の水力を発電に利用するもので、平成22年度の調査では見送られた経過がある。今回は今年7月の国の固定価格買い取り制度施行に基づいて採算性を再調査した。

当初の調査の試算は建設費8820万円、維持管理費126万円、売電価格1kw当たり8円で計算した。今回は7月の制度施行で売電価格が35円70銭となり再計算した結果、当初調査の投資の回収見込み22年が、8年にまで短縮されたという。

これによると、同施設の1日の使用電気量2214kwのうち約半分の1098kw分を小水力発電でまかなえ、残り1116kwは買電する。さらに余剰売電分は126kwが見込まれる。

同市の電力使用は上下水道局が52・2%、教育委員会が24・5%、市長部局が23・3%と上下水道局が最も多く、特に染屋浄水場はこのうちの12・7%を占めていることから、電気料金の削減や環境負荷の低減を図るため、導入方針を決定した。

一方で導入には国の「小規模地方地方公共団体対策技術率先導入補助事業」の採択が不可欠になることから、今後は補助事業採択に向けた準備、先進地の事例検討、課題の整理などを進める予定。

▲転載ここまで

国の固定価格買い取り制度に基づき採算性を調査し直して回収見込みが22年から8年に短縮されたとのことで、12月の上田市議会定例会に予算が提出されるようですね。

そのためには、国の補助事業に採択されないといけないようなので、しっかりと準備をしていただいて取り組みしてもらいたいですね!

東信ジャーナル
http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000396582.html

(文:mitu)

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