上田・浦里小学校校舎全焼 1924年建築旧管理棟も

うえだNavi編集部

2012年09月06日 05:44

2012年9月6日(木) 信濃毎日新聞

▼一面の記事以下転載

5日午後10ごろ、上田市浦野の市立浦里小学校の建物から出火、ともに2階建てで木造の旧管理棟(旧校舎)と北校舎を全焼した。上田広域消防本部で消火活動にあたり同11時15分ごろに日はほぼ収まった。上田署などが出火原因を調べている。

現場は、上田市街地から小県郡青木村へ向かう国道143号の北側。上田市教委によると、この日は教員研修のため休校で、授業は行われていなかった。地元も目撃者によると、現在は使われていない旧管理棟から北校舎へと延焼しているように見えたという。北校舎には1~3年生の教室と図書館、南校舎には4~6年生の教室と職員室などがある。

旧管理棟は1924(大正13)年の建築。瓦屋根で外壁や窓枠は木製。現在は多くの映画やテレビドラマのロケに使われている。近年では「私は貝になりたい」(2008年)などの撮影が行われた。

現場周辺には住民らが多数駆けつけ、騒然となった。小山寿一・市教育長は同日夜、取材に「浦里小は上田市の近代遺産の代表。子どもたちだけでなく、地域の人にとっても影響は大きい」と話した。

▲転載ここまで

▲第二社会面の記事以下転載

燃える校舎に悲鳴―。5日夜、上田市浦野の浦里小学校校舎を焼いた火事。1873(明治6)年開校で、これまで何度も統廃合が議論されながら地元の「小学校は地域の象徴」との思いから存続してきただけに、住民からは残念がる声が上がった。

浦里小西側に住む会社員、林貴典さん(42)は「午後10時過ぎごろ、消防車の音がしたので外を見たところ、建物から炎が上がっていた。火は全体に燃え広がり、かなり高くまで上がった」と驚いた。母親で同校卒業生の静江さん(68)も「今年は開校140周年記念のさまざまな行事が計画されていたのに・・・」と話した。

同校は大林宣彦監督の「淀川長治物語神戸編―サイナラ」など木造校舎がたびたび映画撮影などで使われた上田市内の代表的なロケ地。近くの主婦(50)も「北側の校舎全体が炎に包まれ、火柱が上がっているのが見えた。木造なのであっという間に火が広がった」とあぜんとした様子。自宅は現場から約200メートルほど離れているが「炎の熱気が伝わってきた」と振り返った。

現場から100メートル離れた自宅2階から見た男性(82)も「赤い炎が上がり、ボンボンと破裂するような音が聞こえた。いつもは静かな場所だけに、驚いた」と話した。

現場は、小県郡青木村との境に近い上田市西部の国道143号から北に入った場所。

▲転載ここまで

あまりにも残念すぎるので一面の記事と関連記事の三十一面の記事をピックアップしました。

映画、テレビドラマのロケ地としてとっても有名だった浦里小学校。

ロケ地として使われていたこともありますが、北校舎も全焼してしまったという記事なので、児童たちの持ち物なども消失してしまったということのようです。

小学校の校舎や児童や小学校に通う保護者のみなさん、近隣住民のみなさんへどのように対応していくのか。

そして、上田警察署が原因を調べているようですが、出火の原因はなんだったのかしっかり調べていただいて、歴史ある木造建築をしっかり守れるようにしていきたいですね。

(文:mitu)

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