バリューブックス 陸前高田の図書館再建支援で協力呼びかけ

うえだNavi編集部

2012年09月07日 07:24

2012年9月7日(金) 信濃毎日新聞

▼以下転載

上田市秋和に拠点を置く古本販売会社「バリューブックス」(東京)が東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の図書館を再建するため、長野県内の図書館に協力を呼び掛けている。同社は古本の買い取り相当額を再建資金として客に寄付してもらう事業を6月に開始。6日は中村大樹社長(29)=千曲市出身=が長野市で開かれた県図書館協会の研修会で講演し、図書館職員に古本の共同収集などを提案した。

陸前高田市立図書館は津波で約8万冊の蔵書を失ったほか、建物も大きな被害を受け、再建のめどが立っていない。このため同社は不要になった本を募り、買い取り相当額を再建資金として寄付する事業を同市久保田崇・副市長に提案。事業開始から2か月余りで全国2千人余から26万冊が寄せられれ、寄付額は約450万円に上っている。

6日の研修会には図書館職員ら約20人が参加した。中村社長は県内の各図書館に古本の回収箱を設置し、利用者から古本を集めようと提案。各図書館などで秋に開く「図書館まつり」などのイベントで図書館で古くなった「除籍本」や同社で値がつかなかった古本を販売し、売上金を寄付しようと呼びかけた。

多くの図書館は除籍本は市民に無料配布している。職員からは「販売は難しいと思うので、除籍本を渡す際に寄付金を募ってはどうか」という意見が出た。同協会の宮下明彦事務局長(65)は「図書館が図書館を支援する活動は有意義。事業を進める方向で話し合いたい」としている。

▲転載ここまで

バリューブックスで行っている活動について県の図書館協会の研修で社長の中村大樹さんが講演し協力を呼びかけたそうです。

前向きな話になりそうでとってもいいですね!

(文:mitu)

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