上田・浦里小学校火災 担任訪問児童の様子確認
2012年9月8日(土) 信濃毎日新聞
▼以下転載(地域 東信 33面)
5日深夜のの火災で北校舎など5棟が全焼した上田市浦野の浦里小学校は7日も臨時休校とし、1~6年(各1学級)の担任教諭が全校児童92人の家庭を1軒ずつ回り、子どもたちの様子を確かめた。北校舎に教室があった1~3年生の上履きや体操着などが焼失したため、PTAは同日、学校近くの浦野公民館で使える品の寄付を受け付けた。
教職員は午前8時ごろから同公民館で約40分間、会議を開いた。同9時過ぎ、担任教諭たちは「子どもがどんな表情なのか確認したい」と、やや緊張気味にそれぞれ車で家庭訪問に出発した。
1軒目を終えた後、6年担任の安藤ゆみ子教諭(51)は「児童が『校舎はなくなっても浦里小を卒業したい』と言ってくれてうれしかった」とほっとした様子。一方で「これから行く家庭には元気のない子もいると思うので心配」とも話した。「悲しいことだがしっかりと受け止めてほしい」と、火事を報じる新聞記事のスクラップ作成を、授業を再開する10日までの宿題にしたという。
一方、同公民館の玄関前に寄付用の段ボール箱4個が置かれ、リコーダー、粘土、国語辞典など100点余が集まった。同市越戸の主婦関早苗さん(39)は「算数セット」や鍵盤ハーモニカを寄付。同校4年と2年の子どもや、近所に住む卒業生が使わなくなったものを集めたといい「買い直すのはもったいないので、ぜひ使ってほしい」と話した。
また延焼しなかった南校舎で全校児童が10日から授業を受ける、7日は住民有志が教職員と一緒に、げた箱の移動などを手伝った。
▲転載ここまで
10日の授業開始に向けて教職員のみなさんやPTAのみなさん、地域住民のみなさんの活動があったようですね。
南校舎と半焼した給食室だけになってしまいましたが、この後どのようになっていくのか応援していきたいですね!
(文:mitu)
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