「焼け跡見せたくない」児童にも配慮校舎覆う工事開始
2012年9月11日(火) 信濃毎日新聞
▼以下転載
校舎など5棟が全焼した上田市浦野の浦里小学校で10日、授業が再開された。児童たち92人は、校舎南側の正門は使わず、西側に設けられた場所から授業を受ける南校舎に出入りした。上田市教育委員会は同日、全焼した建物を高さ3メートルのシートで囲む工事を開始。危険防止が主な狙いだが、「焼け跡を児童の目に触れさせたくない」とする学校側の意向にも配慮した。
市教委によると、シートは全焼した北校舎、旧管理棟(旧校舎)などと、半焼した給食室の周りに張る。上田署などによる実況見分の進み具合を見ながら進めるという。
市教委は同日、校舎西側道路沿いで策などを取り外す工事も行い、南校舎に出入りできるようにした。児童たちは市内での観劇から戻り、同校近くの浦野公民館で、昼食の弁当を食べた後、各学級ごとに南校舎へ。担任教諭たちが西側出入り口で「ここが新しい昇降口ですよ」と説明すると「えー」と驚いた様子の低学年児童もいた。
一方同市、母袋創一市長は10日に始まった市議会9月定例会一般質問の冒頭、今回の火災について「子どもたちの学びの場を確保することを最優先に、予算措置を含め迅速、的確に対応していきたい」と述べた。「(同校が)地域に大切にされてきた歴史と伝統に加え、ロケ地としての存在も大きかったため大きく報道され、各方面から子どもたちのために支援の輪が広がっていること感謝したい」とも述べた。
▲転載ここまで
浦里小の火災から明日で一週間ですが、支援の輪が徐々に広がりつつあるようです。
市議会定例会の冒頭で母袋市長が述べられているように迅速な対応が期待されますね!
(文:mitu)
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