上田信金横領事件 長野地検が不起訴理由発表

うえだNavi編集部

2012年09月22日 07:56

2012年9月22日(土) 信濃毎日新聞

▼以下転載

上田信用金庫(本店上田市、小林哲哉理事長)で2009年3月に明らかになった3億円超の巨額横領で、業務上横領の疑いで書類送検された同信金の男性元支店長(55)が不起訴になった問題について、信濃毎日新聞の報道を受けて長野地検の小池充夫次席検事は21日、「社会の耳目を集めた事件で、本来広報すべきだったと反省している」と対応の不十分さを認めた。同地検は不起訴理由についても「嫌疑不十分」と正式に発表した。

同地検によると、上田信金が告訴した横領の時期などと内容と、元支店長の供述に異なる部分があった他、元支店長がその後の任意調べの中で一部を否認していた。このため、自白の信用性や他の客観証拠など「全証拠を総合判断」した結果「容疑を認めるに足りる証拠が不十分だった」と判断したという。

同信金は09年3月、元支店長が1991年~05年に計3億1400万円を着服したと発表。同信金からの告訴を受け、上田署は11年9月、御代田支店(北佐久郡御代田町)の支店長だった04年11月ごろから05年3月までの間、複数回にわたって現金計1億円を横領したとして、元支店長の書類を業務上横領の疑いで同地検に送っていた。

同地検は昨年11月に不起訴処分としながら公表しておらず、専門家からは「知る権利の観点から公表に考慮が必要」との指摘も出ていた。

▲転載ここまで

昨日も記事になっていた上田信金横領事件の不起訴処分についてですが、長野地検から正式に不起訴処分の理由が発表されたようです。

市民・県民への情報公開について考えさせられますね。

(文:mitu)

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