上田 浦里小復旧8300万円 市教委、事業費発表
2012年9月28日(金) 信濃毎日新聞
▼以下転載
上田市教育委員会は27日、火災で北校舎など5棟を全焼した同市浦野の浦里小学校について、当面の復旧事業を発表した。全焼や半焼した建物のがれき撤去やトイレなどの施設整備に7100万円余、備品購入などに1千万円余、で総額は8300万円余。これらを盛った本年度一般会計補正予算案を10月1日の市議会9月定例会最終日に提出する。
校舎の再建について、市教委の小野塚究教育総務課長は「見通しは不明だが、学校や地元住民とも話し合いできるだけ早く方針を出したい」と話した。
復旧工事は全額を前年度からの繰越金で賄う。全体の約6割をがれきの撤去が占め、約5千万円を見込んだ。撤去は10月中旬までに終える方針。グラウンド側のトイレが全焼しており、全児童92人が現在使っている南校舎1階にある職員用トイレを
拡張する。中庭付近に簡易倉庫を建てて南校舎にある備品を移し、各教室を有効に使えるようにする。南校舎玄関付近と体育館を結ぶ渡り廊下も改修する。
図書室、理科室、保健室、パソコン室が全焼した北校舎にあり、図書や実験器具、医薬品が焼失したため、これらの購入に約900万円を充てる。パソコンは当面、上田創造館(上田市上田原)の設備を使用。移動のためのバス代も盛った。
自校で調理していた給食室が半焼して使えず、現在は市内の給食センターが給食を届けているため、受け入れ室を南校舎玄関付近に設ける。センターから運ぶ際の容器や受け入れ室に置くコンテナ、食器などの購入費も計上した。
小野塚課長は「子どもたちの学校生活に不自由が出ないよう、迅速に対応したい」と述べた。
▲転載ここまで
9月5日にあった火災で5棟が全焼した浦里小学校への復旧事業で8300万円余が使われるとの記事でした。
がれきの撤去費用が6割とのことで、まずは、復旧を優先し、校舎の再建などはこれから決めていくようですね。
(文:mitu)
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