信大繊維学部の学生考案 桑の葉練り込んだかりんとう商品化

うえだNavi編集部

2012年09月30日 22:30

2012年9月30日(日) 信濃毎日新聞

▼以下転載

信大繊維学部(上田市常田)の学生グループ「桑まるごと活用塾」が桑の葉を使って考案したかりんとう「信州大学くわりんとう」が商品化され、東御市と岡谷市の高速道サービスエリア(SA)で10月6日に発売される。29日に同学部で試食会があり、同グループの学生代表で3年の桜井里奈さん(20)は「食べ始めると止まらない、くせになる味です」とPRした。

同グループは2010年5月に発足し、現在は3年5人、2年5人。かつて養蚕や製糸業で栄えた上田地域にちなみ、桑の実や葉を使ったジャム、おやきなどの開発に取り組んでいる。

くわりんとうは商品化の第1号。学部内で栽培されている桑の葉を乾燥させて粉末にし、小麦粉に練り込んで揚げている。甘さは控えめで、桑の風味が特長という。

10年秋に試作を始め、ことし3月、信大の学生や教員の起業、研究開発を支援する学内組織「サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(SVBL)」が繊維学部で開いた成果報告会で発表した。上信越道下り線の東部湯の丸SA(東御市)を営業する千曲観光(佐久市)がその記事を信濃毎日新聞で読み、商品化を提案。かりんとうを製造、販売する米持製菓(飯山市)に製造を依頼し、改良を重ねた。

上り線の同SAと中央道下り線諏訪湖SA(岡谷市)を営業するホテル紅や(諏訪市)にも協力を呼び掛け、3カ所で販売することに。当面はそれぞれ約200袋限定で、1袋(125グラム)を380円で売り出す。

桜井さんは「商品化にこぎつけられてうれしい。人気が出て、いつか量産されるようになればいい」と期待している。

▲転載ここまで

信州大学繊維学部の学生グループが桑の葉を使って考案したかりんとう「信州大学くわりんとう」が商品化されたとの記事でした。

学生たちの活動が認められて商品化されるってすごいですね!

(文:mitu)

関連記事