下之条太神楽の奉納復活 途絶えて40年まず秋祭りで
2012年10月2日(火) 信濃毎日新聞
▼以下引用
上田市下之条の住民でつくる太(だい)神楽保存会が地元の葦原渕神社で「下之条太神楽」の奉納を復活させようと張り切っている。会員が減って一時は会の存続が危ぶまれ、40年以上も奉納は行われていないが、近年は会員が増加傾向。魅力を伝えて会員をさらに増やし、奉納復活につなげようと9月29日、下之条公民館で初めての秋祭りを開催。太神楽の8演目を披露し、多くの住民が楽しんだ。
保存会によると、太神楽はもともとは伊勢神宮(三重県伊勢市)に奉納した神楽。下之条地区は少なくとも江戸時代後半にはあり、40年余り前までは毎年秋、葦原渕神社に奉納していたという。保存会長の中村幸一郎さん(66)は「境内に並べた臼の上n板を敷いて舞台にしていた」と懐かしむ。
奉納が途絶えた後も、敬老会や祭りなどで披露してきたが、会員数は徐々に減り、十数年前には活動できる人が数人に。当時会長に就いた中村さんは会員集めに力を入れ、20歳未満の若い人や女性もやる気があれば入会できるようにした。現在は8~84歳の男女33人が会員で、毎週木曜に下之条公民館で練習。年数回地区内の催しで披露している。
秋祭りでは、しの笛や長胴太鼓の演奏に合わせ、着物姿などで舞を披露。鷹狩りに使うタカの餌の鳥を捕まえる様子を踊る演目「鳥さし」で、しの笛を吹いた南小学校3年堀口青空君(8)は「緊張したけれど楽しかった」。中村さんは「葦原渕神社に舞台を設営し、奉納を復活させるのが目標。今後も後継者を育てていきたいと話した。」
▲引用ここまで
上田市下之条地区の太神楽についての記事でした。こういう地域の伝統文化はしっかりと伝承できるようにしておきたいものですね。
奉納復活に向けて会員を増やして頑張っていただきたいですね!
(文:mitu)
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