冬の信州 魚と人(4) 千曲川のサケ
2013年1月18日(金) 信濃毎日新聞
信濃毎日新聞の「冬の信州 魚と人」というコーナーで千曲川のサケというテーマで上田市の千曲川の支流、浦野川の話題が出ていました。
昭和初期には年間60~70トンの漁獲があったサケですが、新潟県境にできたJRの宮中取水ダムと東京電力の西大滝ダムという二つの発電用ダムができてから急減し、1950年を最後に長野県の漁獲統計から姿を消したとのこと。
新潟県新潟市にあるのNPO法人新潟水辺の会の協力をえて、今回、サケの受精卵1万個を浦野川に運び込み自然ふ化させる取り組みをされているそうです。
管理は地域で環境について学んだり、美化活動をしている石井孝二さんが代表世話人をつとめる住民団体がやっているようです。
そのほか、新潟水辺の会の取り組みとして、野沢温泉小学校など、県内の3小学校に受精卵を200個~300個ずつ提供したなどのが紹介されていました。
2010年と2012年に遡上したとみられるサケがヤナにかかっていたことがありましたが、こういう取り組みでサケが再び千曲川に戻れるような環境づくりしていきたいですね。
(文:mitu)
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