いま生きる郷土の先人(2) 上田市出身 山極勝三郎

うえだNavi編集部

2013年01月25日 22:53

2013年1月25日(金) 信濃毎日新聞

信濃毎日新聞の「いま生きる郷土の先人」に上田市出身で、世界で初めて人工がんを発生させた功績のある「山極勝三郎」が取り上げられていました。

山極勝三郎博士顕彰会の代表幹事で信州大学名誉教授で工学博士の岡崎光雄さんは、ことしは山極博士の生誕150周年、2年後は人工がん創製100周年にあたるそうで、先生のことを広く多くの人に知らせたいと、県労働者福祉協議会事務所2階でパネル展が開催されているとのこと。

山極勝三郎博士顕彰会は、2002年上田市内の医師うや郷土史家らに呼び掛けて発足させたそうで、これまでにシンポジウムを開いたり上田市市街地でパネルを掲示してきたそうです。

岡崎さんによると、山極博士が研究を始め当時はがん発生の仕組みは全くわかってなかったそうで、外部からの刺激が原因だと博士は考え、ウサギの耳に傷をつけてコールタールを塗り続け1915(大正4)年、皮膚がんを発生させることに成功したとのこと。

記事には、山極博士の死後を含め4回ノーベル医学生理学賞の候補になったと公表されているとのことも掲載されていました。

山極勝三郎博士顕彰会では、ことし2月に山極の功績や関係した人物などをまとめた冊子を作り、10月に生誕150周年記念シンポジウムを開く予定だそうです。

ノーベル医学生理学賞の候補に4回も上がっているなんてすごいですね。

山極勝三郎といえば、寿製薬のCMのほうを思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。

こういう郷土の先人をしっかり顕彰していきたいですね!

youtube-寿製薬 CM-


(文:mitu)

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