名人技術継承 上田市真田町長の戸沢地区ねじ行事のわら馬作り

うえだNavi編集部

2013年02月04日 09:58

2013年2月4日(月) 信濃毎日新聞

▼以下引用

上田市真田町長の戸沢地区で毎年2月8日に行う国選択無形民俗文化財「ねじ行事」を前に地元有志でつくる戸沢活性化組合が3日、行事で使うわら馬を作る講習会を地区内で開いた。

▲引用ここまで

記事によると、ねじ行事とは、主に就学前の子どもと保護者が、自宅から高さ80センチほどのわら馬を載せた台車を引いて地区内の道祖神にお参りし、米粉のまんじゅう「ねじ」を備えて子どもの無病息災を願う行事のことだそうです。

これまで、地元で名人と呼ばれる現在93歳の柳沢斉さんが作り方を教えてきたそうですが、今回講習会を開催した戸沢活性化組合員たちはいつまでも頼るわけにはいかないということで、ここ数年柳沢さんから仕上げの方法などを受け継いだそうです。

今回初めて、組合員の宮島幸男さんが指導されたそうで、何とか独り立ちして教えられるようになった。今後も若い世代に伝えていきたいとお話されていたようです。

こういう伝統行事は後継者不足で縮小してしまったり、やれる人がいなくなってしまって途絶えてしまったりすることがあります。

戸沢地区のように伝統を継承できるような取り組みがこれからどんどん必要になっていくように思いますね。

(文:mitu)

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