上田 田んぼの「石」石器だった 87歳男性十数年間保管
2013年3月14日(木) 信濃毎日新聞
▼以下引用
上田市舞田の不動産業宮沢右忠さん(87)が近くで所有する田んぼで十数年前に見つけた石が縄文時代にスコップのように使われた石器「打製石斧」と分かった。
▲引用ここまで
記事によると、宮沢さんが石を見つけたのは、上田電鉄別所線舞田駅の100メートルほど南にある田んぼ。
トラクターで耕していた時に発見したとのこと。
細長く片側がとがった三角形のような形で、「自然にできる形ではない」と思い、自宅へ持ち帰ったままずっと保管していたそうです。
1月29日に信濃毎日新聞に掲載された記事を見て、しまっておいた石を思い出し、長和町の黒曜石体験ミュージアムに鑑定してもらったところ、三味線のばちに似た「撥(ばち)形石斧」だったそうで、短冊形と呼ばれる長方形に近い石器に比べて出土が少ないとのこと。
上田市教育委員会文化振興課では、年代を特定する他の出土品がないため、はっきりした年代はわからないとのことですが、3千~4千年ほど前の縄文時代の石器ではないかと推定しているそうです。
身近なところから石器が出土するなんて思いもしないですよね。
宮沢さんの自然にできる形ではないという見逃さない注意力すごいですね!
(文:mitu)
関連記事