上田市真田町傍陽の「氷平風穴」を確認 天然の冷蔵庫として見直し活用を・・・

うえだNavi編集部

2013年05月16日 23:55

2013年5月16日(木) 信州民報

▼以下引用

上田市の市民有志でつくる「地球を楽しむ会」メンバーの一人・塚原吉政さんはこのほど、市内真田町傍陽中組にある氷平風穴を確認調査した。調査は風穴研究者の駒沢大学・清水長正講師(自然地理学)をはじめ、5人で確認したという。

▲引用ここまで

記事によると、ここで言われている風穴とは、幕末のころから蚕種(蚕の卵)を保存する天然の冷蔵庫としてつくられたものを指しています。

上田周辺の風穴は、明治43年発行の「長野県風穴調」に記載されており、よく知られている別所氷澤をはじめ、下武石の伏見風穴、前山大久保の独鈷山風穴、神科の上田風穴と今回確認した氷平風穴の5カ所があるそうです。

調査を行った清水長正講師からは「現在でも苗の保存などに使われている場所もあるので、天然の冷蔵庫として見直しをし、現在でも活用できることを知ってほしい」とし、「地元の遺産として、環境とともに文化財にふさわしい内容」であるとお話されたそうです。

三島神社のある別所の氷澤にはいったことがありますが、夏なのに、風穴を降りていくと11℃ぐらいの気温しかなく、びっくりしたことがあります。

その時は、風穴の周りに湧水が流れて、その水のおかげでその温度が保たれているとうかがいました。

別所温泉観光協会-別所温泉の観光案内・神社仏閣-
http://www.bessho-spa.jp/sight/temple.html

こういった先人の知恵も後世に残しつつ、活用していきたいですね!

(文:mitu)

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