薬草栽培で雇用増やそう 遊休農地活用の市民有志 試験栽培で収穫手応え 本格化へ

うえだNavi編集部

2013年06月21日 07:15

2013年6月21日(金) 信濃毎日新聞

▼以下引用

上田市民有志でつくる「上田薬草の会」は本年度、遊休農地を活用した薬草の栽培を本格化させる。昨年度新たな産業として可能性を探るため、市内の3ヘクタール余で試験的に薬草を栽培。一定の収穫が見込めると分かり、高齢者や障害者らの雇用確保などを目指して事業化に取り組むことにした。

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記事によると、上田薬草の会は2010年に結成され、上田市内の自営業者や市議会議員など10人余りが栽培方法の研究や苗づくりに取り組んでいるそうです。

昨年春に上田市古安曽、富士山などの遊休農地に中国原産の多年草でセリ科の「トウキ」とゴマノハグサ科の「ジオウ」を植え試験的に栽培していたそうですが、この結果、ジオウは加工の手間がかからず、鳥獣被害も少ないことが分かったそうです。

上田薬草の会によると、ジオウなどは乾燥させた根が漢方薬や入浴剤などの原料に使われ需要が増えているとのことで、同会は本年度は作付を昨年度の約3倍の10ヘクタールほどに広げる計画だそうです。

高齢者や障がいを持たれた方の収入になるだけでなく、若者やそのほかの求職者の雇用にもつながるようになるといいですね。

(文:mitu)

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