地元産の生糸真っ白な輝き 市内で上田紬の「全工程」手掛ける計画
2013年7月31日(水) 信濃毎日新聞
▼以下引用
上田市の上田商工会議所は30日、市内で収穫した繭から取った生糸約17キロを同商議所で披露した。蚕を育てて糸を取り、伝統的な絹織物「上田紬」を織るまでを全て市内で手掛けようと5月に始まった計画「蚕飼姫プロジェクト」の取り組み。
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記事によると、この計画は、上田商工会議所と市内の紬業者、信州大学繊維学部でつくる実行委員会が昨年8月から準備して、公募で集まった市民20人ほどが繊維学部の職員の指導で約6万匹の蚕を飼育したそうです。
その後約80キロを繭を収穫し、岡谷市の宮坂製糸所に持ち込んで、そこの熟練した社員さんが「座繰り」で作業を行って生糸を作ったそうです。
実行委員会では、第2弾を計画中とのことで、9月9日から10月8日の日程で1万匹の蚕を育てて糸を取る予定だそうです。
蚕糸王国長野県と呼ばれるぐらい明治・大正・昭和の初めごろまで長野県は蚕種、養蚕、製糸が盛んな県だったとお話を聞いたことがあります。
特に上田は蚕種製造の塩尻・秋和地区、製糸業の重要文化財指定を最近受けた笠原工業や丸子依田社で有名な地域であったそうです。
こういう活動続いてほしいですね!
(文:mitu)
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