上田紬を地元の糸で-「蚕飼姫プロジェクト」第2弾製糸も市内で

うえだNavi編集部

2013年09月25日 08:33

2013年9月25日(水) 信濃毎日新聞

▼以下引用

蚕を育てて糸を取り伝統の絹織物「上田紬」を織るまでを上田市内で手掛けようという「蚕飼姫プロジェクト」の第2弾が同市常田の信州大学繊維学部で始まっている。今回は初めて、生糸にする作業を含めて全工程を市内で行う計画。

▲引用ここまで

記事によると24日は上田市大手の梅花幼稚園の園児と母親らあわせて30人ほどが信州大学繊維学部の飼育施設を訪れて、プロジェクトで使われる蚕を見学したとのこと。

蚕飼姫プロジェクトは、信州大学繊維学部、上田商工会議所、市内の紬業者でつくる実行委員会が参加者を公募して取り組んでいるそうです。

第1弾では、市民など20人が参加し、岡谷市にある製糸会社に依頼して生糸にしたとのこと。

第2弾では、上田商工会議所が「座繰り機」を3台を約15万円で購入し、信州大学繊維学部にある1台も使って2.5kg~3㎏の生糸をにした後、紬を織る計画だそうです。

座繰り機は機械で行う製糸ではなく手で紡ぐ方法の用具です。

機会製糸になる前は、座繰り機で糸をつむいで生糸にし、それを織物につかったそうです。

今回の取り組みでは、地元産の蚕が生糸になり、それから上田紬が織られるとのことなので楽しみですね!

(文:mitu)

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