大正8年創業 上田市の「上田製菓」今月末で営業終了
2013年10月30日(水) 信州民報
▼以下引用
大正8年に上田市中央4丁目で菓子店として創業した「上田製菓」(上田市住吉)工場稼働時から使用してきた設備が老朽化し従業員も高齢化したことから、今月末で営業停止を決定した。そんな上田製菓に今、「○○パンがお気に入りだった」など、惜しむ声やお礼の手紙がたくさん届いている。
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記事によると、当初上田製菓では、ウエハースやかりんとうなどの半生菓子を製造し、県内各地や新潟県、県外にも卸していたそうです。
初代の寺沢美喜さんは上田地域及び長野県の菓子組合、商工会の発展に尽力され、戦争中も菓子を作り続けたとのこと。
美喜さんの甥で二代目の土山吉次さんが戦後、パン製造をはじめ、学校給食にもコッペパンが使われるようになったようです。
後に様々なパンを考案し、「牛乳パン」や「アーモンドカステラ」、「スペシャルドッグ」が生まれた。
三代目の現社長、土山美吉さんは父・吉次さんとと共に高度経済成長期の忙しい時代を駆け抜け、昭和50年代にコンビニエンスストアが台頭するまで書良品店が多くあり、250店舗にパンを卸したこともあるそうです。
94年の歴史に幕を下ろす「上田製菓」
思い出のある上田製菓のパンがある方もいるのではないでしょうか?こうやって長年続けて方々の歴史が感じられますね。
(文:mitu)
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