2013年5月23日(木) 信濃毎日新聞
信濃毎日新聞の東信欄に
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に 課題点検ということで、現在、上田市天神の日本たばこ産業跡地(JT跡地)に建設中の上田市交流文化施設について連載が始まりました。
第1回目の今回は「安定的な運営への見通しは」という見出しがでていました。
上田市交流文化施設の総事業費は約130億円。2014年10月の開館に向けて現在工事が進行中で、大ホールや美術館の外観が姿を現し始めたとのこと。
施設の中核となる大ホールは固定席が1530席で、可動や立ち見の席を利用すると最大1650人を収容できるようになるとのことで、2173席の長野市のホクト文化ホール、2000席の松本市のキッセイ文化ホール、同じく松本市で1800席のまつもと市民芸術館につぐ4番目の大きさになるようです。
記事には、年間の支出総額の見込み4億7300万円のうち事業収入見込みの1億5900万円を差し引いた維持費3億1400万円をどのように捻出し運営していくのかが課題となるとの記事でした。
維持費は今の上田市民会館の4倍にあがり上田市の社会教育教育費全体の約15%(2011年度決算)に相当するとのこと。
上田市としては、補助金やメセナ事業(企業による文化・芸術支援活動)に期待する一方で、職員が足を使ってチケットうるしかないとの話も出ているそうです。
また、既存の丸子文化会館や上田文化会館とのすみわけもどのように行っていくのかが課題であると記事に掲載されていました。
最後の段落では、全国各地のオペラ講演やクラシックコンサートなどにプロの声楽家を派遣しているプロダクション会社「二期会21」の桐谷暁史事業部長はのお話として「有名人とそのファンを連れてくるだけではホールは長続きしない。ホール自体のファンをどれだけ増やしていけるかが、地元の公共ホールの成否を分けると思う」と指摘されたとの話も掲載されていました。
来年10月にオープンする上田市交流・文化施設。建設が進む中どのように活用していくのか考えていかないといけないですね。
(文:mitu)
追記:最終回までいったのでそれぞれの記事をピックアップしました。
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に 課題点検(1)
http://uedanavi.naganoblog.jp/e1270574.html
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に 課題点検(2)
http://uedanavi.naganoblog.jp/e1270591.html
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に 課題点検(3)
http://uedanavi.naganoblog.jp/e1271443.html
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に インタビュー(4)
http://uedanavi.naganoblog.jp/e1273393.html
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に インタビュー(5)
http://uedanavi.naganoblog.jp/e1274408.html
姿現す上田市・交流文化施設 市民集う場に インタビュー(6)
http://uedanavi.naganoblog.jp/e1275875.html