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2012年9月7日(金)　信濃毎日新聞

５日の深夜に起きた上田市立浦里小学校の火災について今日も大きく記事が出ていましたのでいくつかに分けてピックアップします。

▼以下転載（27面 東信）

上田市浦野の浦里小学校で５日深夜に起きた火災は、２階建ての北校舎と旧管理棟（旧校舎）などを全焼した。木造校舎の屋根まで炎が激しく燃え上がり、次々に崩れ落ちる壁や柱。出火を知って深夜に駆け付け、涙を流しながらぼうぜんと立ち尽くす住民たち。６日も多くの人たちが訪れ、消え去った思い出の校舎に肩を落とすしかなかった。

５日午後10時すぎに119番通報があり、消防車が続々と到着。だが、木造校舎への火の回りは早く、あっという間に大正時代建築の旧管理棟などから火柱が上がった。同10時40分ごろ現場にいた同校６年の女子児童(12)は「図工の授業で、これから校舎の絵を描くところだったのに・・・」。娘が同校に通っている母親は「家で寝ている娘に、どう説明したらいいか・・・」と声を震わせていた。６日は臨時休校。上田署などの実況見分が朝から夕方まで続いた。

▲転載ここまで（27面 東信）

▼以下転載（35面 第一社会）

▽木が最初に燃えた 通報男性証言 センサー反応点灯も 放火可能性含め捜査

上田市浦野の浦里小学校で５日深夜に校舎などを全焼した火災で、最初に１１９番通報した近くの会社員男性(49)が６日、信濃毎日新聞の取材に対し、「出火当時、最初に燃えていたのは、グラウンドと校舎の間に並ぶ木のうちの１本だった」と証言した。また、ここ２、３日の夜、人が通ると明かりを照らすセンサーライトが同校敷地内で点灯するのを自宅からたびたび確認したという。

上田署と上田広域消防本部は６日に実況見分を開始。出火当時、同校は無人だったことなどから、同署などは放火の可能性も含めて詳しい火元と出火原因を調べている。４日夜には近くの同市仁古田で物置を全焼した原因不明の火事があり、同署は関連も含めて調べを進める。

全焼したのは、1924(大正13)年建築の旧管理棟(旧校舎)=延べ床面積１１３０平方メートル余=と、その北側にある1950(昭和25)年建築の北校舎=同１０２０平方メートル余=。他に両建物の近くにあるトイレ、給食用倉庫、休養室も全焼した。同本部によると５棟の焼失面積は計約２４００平方メートル。給食室は半焼だった。

第１通報者の男性によると５日午後10時すぎ、自宅にいて窓の外に火が見えた。慌てて「浦里小の東側トイレ付近で火が見える」と１１９番通報。その後よく見ると、トイレに沿ってグラウンド側に立っている３、４本の木のうち旧管理棟に近い木の下側から火が出ていた。しばらくしてこの木全体が燃え、トイレや旧管理棟、北校舎に一気に燃え広がったという。

センサーライトは校舎周辺に複数あり、男性は「北校舎の北側にあるライトが午後８時半以降に点灯するのが気になっていた」。５日夜も数回点灯したのが見えたと話す。

上田署などは６日午前９時半ごろから午後５時半ごろまで実況見分を実施。このトイレ周辺を重点的に調べた。７日も見聞を続ける。

同校滝沢俊明校長によると、５日は郊外で教員の研修会があったため休校で、児童は登校しなかった。研修会後に教員数名が同校に戻り、南校舎の職員室で仕事をした。最後の１人が学校を出た同日午後８時５０分ごろには異常はなかったという。

▲転載ここまで

大正１３年の建築の旧管理棟などが全焼ということでとても残念なことになりました。

また児童たち、保護者、教職員、そして地域住民の想いを考えるととっても残念でなりません。

(文：mitu)